暑熱対策
スポーツ医・科学 委員会
暑熱対策
スポーツ栄養士 大坪豊寿(田中整形外科)
私は高知県スポーツ科学センターで栄養サポートを担当しています。この時期、競技団体から講義内容の要望として多いのが「暑熱対策」についてです。
パフォーマンスを落とさない方法として、運動前・運動中・運動後の水分量や飲むタイミングなどのアドバイスをしたり、普段の生活からの熱中症予防として、十分な睡眠をとること、朝ごはんしっかり食べることを話すようにしています。
特に食事からも※水分・塩分・ミネラルなどの補給が出来ます。栄養士は選手に3食、基本的な食事(主食・主菜・副菜・乳製品・果物)そろえて食べるように指導しています。しかし実際の食事内容を見ると朝ごはんを食べていない、食べていてもパンだけなどとしっかり摂れていない選手が多くいます。スポーツする以前にしっかり睡眠をとることや朝ごはんを食べることは当たり前のことです。食事も水分補給も毎日継続することが強い選手になる近道だと思っています。
また、暑熱対策としてアイスベスト、手拳腕冷却、アイススラリーなど身体冷却も必要です。国立科学センターからは使用方法や注意点がまとめた暑熱対策ガイドブック」も作成されています。是非活用してみてください。
JISS(国立スポーツ科学センター) | ハイパフォーマンススポーツセンターHP
https://www.jpnsport.go.jp/hpsc/study/tabid/1766/Default.aspx